バイクを売るときに気になる事といえば、
できるだけ高く売りたい!
そして
失敗せずに売りたい!
ほぼこの2つといっていいでしょう。
これらは別々の悩みのようですが、実は注意するポイントは同じです。
事前にバイク買取について少し知っておくだけで、高く、失敗せずに売ることができます。
本サイトは元バイク屋の管理人が、バイク買取についてのノウハウをご紹介するサイトです。
バイクの販売も買取も行っていましたので、査定に関する業界事情は任せてください。
ちなみに、個人のバイク歴としては、400cc~1000ccのバイクを4台乗り継いでいますので、バイクを売却するユーザーの立場でも色々と見てきました。
恥ずかしながら、初めてバイクを売却したときに失敗した苦い思い出もあります。
本サイトがバイク買取を検討されている方のお役に少しでも立ちましたら幸いです。
バイク買取の流れ
買取を始めるときには全体の流れを知っておくとスムーズに進めることができます。
どのように始めて、途中でどのような手続きがあるのか、それらを理解しておくと「何が起こるのか分からない」という不安を取り除くことができます。
バイク買取には特に難しい手続きはありません。
売るまでに必要なこと、売った後に必要なことをSTEP1~5としてまとめていますので、まずはSTEP1の「バイク買取業者を探す」から進めていきましょう。
全体の流れが見えるとバイク買取は決して難しくないことがお分かりいただけると思います。
まずは事前の準備から
バイク買取のスムーズに行うためには事前準備やチェックが大切です。
「とにかく早く売りたいから査定を申し込んだ」という思いつきで始めると、買取契約の必要書類がそろっていなかったり、買取相場とかけ離れた安い値段で手放してしまうといった失敗につながりやすくなります。
せっかく良い値段を見積もりしてもらっても、買取できなければ意味がなくなってしまいますよね。
時間に余裕のある間に「バイクを売る時の必要書類」をそろえておき、スムーズに買取契約を行う準備を整えましょう。
万が一、書類を紛失していても再発行できますので安心してください。
バイクの名義をチェックしておこう
買取の際に必ず確認されるのが、バイクの名義です。
バイクには「使用者」と「所有者」という2つの考え方があり、バイクを売買するには原則として「所有者」が行うことになります。
友人からもらったバイク、ローンで買ったバイクなどは、この「所有者」がバイクを売ろうとしている本人ではない可能性があります。
詳しくは「ローンが残っているバイクの買取」をご参照ください。
動かないバイクでも買取できる
バイクを売るときにはそのバイクが動く/動かないに関わらず買取は可能です。
事故車などでパーツが破損していてもOKです。
その他、ハンドルロックがかかったまま、U字ロックが解除できないなどどんなバイクでも買取はしてもらえますので、一度、買取業者に相談してみましょう。
わずかでも金額が付けば、無料で捨ててしまうよりもお得です。
関連記事:事故バイク(事故車)や不動車を売りたい
バイクの買取相場を知っておこう
バイクを売却しようとお考えであれば、まずはお持ちのバイクの買取相場を把握しておくことをおすすめします。
色々と調べた後に「全然思っていた相場じゃなかった…これだったら売りたくない」となっては、それまでの時間がもったいないですよね。
まずは「大体これぐらいで売れるんだな」ということを把握した上で情報収集を始めましょう。
バイク買取のマメ知識
「今日、買取契約を決めてくれるなら○○円アップしますよ」
バイクに限らず見積りや買取の業界ではよく使われる決め台詞です。
私もバイク屋で働いていたときはよく使っていました…苦笑
バイクを売る側にとってはメリットしかないように思える「今日、決めてくれるなら~」ですが、買い取る側はちょっとした戦略として使っていることが多いです。
買取金額をアップしてくれるのは事実ですからもちろん喜んでいいのですが、少し知恵をつけておくともっと良いことがあるかもしれません。
今回はバイクを売るときの注意点についてお話します。
本来の買取金額について
バイクの出張査定や店舗への持ち込み査定をした場合、査定後にスタッフが買取金額を伝えてくれます。
「ちょっとアレがコレで…コレがアレで…」と言われて提示された金額が納得いかなかったとしましょう。
「そんなに安いなら他社でも査定してもらおうかな」と考えると思います。
考えているうちに
「もし今日、買取契約してもらえるならプラス10,000円しますよ」
と、スタッフから言われると「ん~それなら契約してもいいかな」と思いませんか?
これがポイントです。
最初の金額提示後にすぐアップしてくる業者について
ちょっと悩んだだけで「今日ならアップできる」を使ってくる買取業者は少し慎重になりましょう。
決して怪しいというわけではありません。
まだまだ高い金額を引き出せる可能性があるということです。
初回の金額を提示してすぐにアップできることを匂わせる業者は、最初の金額はオトリだと考えましょう。
このようなタイプの業者は「買取契約を渋っているユーザーに、後から少しアップして決断させる」という手法を使っている可能性が高いです。
実際、それでゆらぐユーザーも多いのですが、それではもったいない!
なぜなら最初からアップすることを前提としているため、初回の金額提示は安く設定している可能性大です。
アップする金額幅に余裕を見ているわけですね。
バイク買取のクチコミなどでボッタクリと非難されている業者はこのパターンが多いと思います。
「安く提示しておいてOKと言ってくれればラッキー」という考え方ですので、この戦略に引っかかってはダメです。
第一段階のアップ、第二段階のアップ、とまだまだ余力を残している可能性が高いです。
早々に金額アップをもちかけてくる業者には、少し粘ってせめて二段階目の金額アップまで交渉してみましょう。
最初の金額提示を安くしているので、そこぐらいまでは大体なんとなることが多いです。
粘っても粘っても本当にダメなときはアップしてきませんので、そこが本音の金額と理解すればよいでしょう。
関連記事:バイク査定・金額の交渉
ビタ一文アップしない業者について
買取金額に納得がいかず、その後、金額交渉しても全くアップしてくれる気配がない場合はどうでしょう。
このような業者は最初から「ちょっとずつ金額をアップする」という駆け引きをするつもりがない場合が多いです。
最初からMAXの値段を提示する本音パターンです。
ユーザーからすると「全く融通の利かない業者だな」と思うかもしれませんが、ある意味では正義ですので信頼できるタイプです。
少しでも安く買い取りたいという姿勢ではないので、金額交渉でもハッキリと「これ以上は無理」と言われることになると思います。
その場合はこの業者はここまでの金額だなと理解すればOKです。
以上のことから、バイクの査定の注意点としては
- すぐ金額アップを持ちかけてくる業者には、さらに一段階アップを交渉する
- 買取金額のアップを拒否する業者は何時間粘ってもアップしない
ということを頭においておくとよいでしょう。
多くの買取業者は全く値上げしないというのは成約率が悪いと理解しているのか、多少のアップには応じてくれることが多いでしょう。
簡単に金額アップを持ちかけられたら少し交渉を頑張って、より高く買い取ってもらえるよう頑張ってみましょう。