生活スタイルが変わってバイクに乗らなくなったという話をよく聞きます。
私がバイク屋に勤務していたときもそのような理由でバイクを売りに来られる方が多くいらっしゃいました。
1~2ヶ月乗らないだけなら保管するのもいいのですが、1年近く乗らない場合に保管するのは止めておくほうがよいでしょう。
乗らないバイクは劣化していく
バイクに乗っている方ならイメージをお持ちだと思いますが、バイクは乗らなくなると劣化のスピードが早まります。
特に1年近く乗らないとなるときっちりと保管メンテナンスをしていないと次回乗るときはそのまま乗ることは無理です。
サビやパーツの劣化、ガソリンの詰まり、バッテリー切れ、タイヤの変形など理由は様々です。
というよりも、きっちりと保管していなかった場合は上記すべてのトラブルが起こる可能性大です。
正しい知識で保管のメンテナンスができなければ、劣化を防ぐことはできません。
劣化したバイクは価値が減る
乗らないまま放置したバイクは様々な箇所にトラブルを抱えることになります。
それらを修理・改善するためには数万円の費用がかかる場合もあります。
状況によっては十万円を超える場合もあるでしょう。
1年後にそれだけの費用をかけてでも乗ることを決めているのであればいいのですが「しばらく乗らないけどとりあえず置いておく」は一番もったいない状態です。
バイクは1年も経つと大きく価値が落ちます。
新しいモデルが発売されて型落ちになったり、人気車種が発売されると古いバイクはどんどん買取価格が落ちます。
バイク自体の価値も下がり、1年ほど保管していたことによる現状回復のための整備費を数万円もマイナスされると、買取価格は一桁ということも珍しくありません。
「こんなことなら1年前に売っておいたらよかった…」
そう思わなくて済むように、とりあえず保管という考えであれば売るほうが正しい選択です。
次回は別のバイクが欲しくなっているかも
バイクに乗らない理由は色々とあると思います。
雪が降る地域の方は冬には乗れませんし、引越し先にバイクが置けないので実家に預けているという場合もあるでしょう。
数ヵ月後にはきっと乗るという思いで保管するのはOKだと思います。
保管するのを反対しているわけではありません
ただ、持っているだけでいつ乗るかも決めていないのであれば、手放したほうがそのバイクのためにもなります。
売ったときの金額が今と1年後では大きく異なりますので、持ち主のためにもなりますね。
次回バイクに乗りたいと思ったときは、別のバイクに乗りたくなっているかもしれません。
ネイキッドからアメリカンへ、レーサーレプリカから大型スクーターへというように趣味が変わっている可能性も十分にあります。
そのときにボロボロになったバイクを売って悲しい思いをするより、価値が残っている今のうちに手放すほうがお得なことは理解していただけると思います。
バイクを高く売るコツ
「バイクを売ろうかな」と思ったら、まずは今現在の買取相場を把握しておきましょう。
事前に調べておくことで「相場より安い金額で売ってしまった…」という失敗を防ぐことができます。
どの業者も買取査定は無料ですので、複数の見積りを取って価格を比較するのも高く売るコツです。
バイク買取で失敗しないために
バイク買取で失敗しないコツは事前準備をしっかりしておくことです。
前もって調べておけばバイク買取をスムーズに行うことができます。