「結婚したらバイクには乗らない」
バイクが趣味の人に意外と多い結婚前の約束です。
結婚相手もバイクに乗る人であればほとんど問題にならないと思いますが「バイクは危険」と思っている人と結婚すると心配されます。
大きな事故で体が不自由になった場合も、家族として相手の面倒を見なければいけませんので、心配されるのは当然ですよね。
恋人同士のときのように簡単に別れることもできません。
収入の問題、生活の問題などバイク事故でその後の人生が変わってしまった人を何人も知っています。
私はバイク屋で働いていましたので、事故車もよく引き上げに行きました。
そういった不安から「結婚したらバイクは降りて」と要求されるケースは多いんです。
結婚後はバイクを手放すべきか
結婚後にバイクを手放すように言われてしまう理由は主に以下の2つでしょう。
- 事故の危険性
- 維持費の問題
どちらも手放す理由としては十分(?)なのですが、そういってしまうと結婚後は誰もバイクを乗れなくなってしまいます。
相手と歩みよるためにはどのような努力が必要かをお話します。
1. 事故の危険性
最も大きな問題なのが事故ですね。
骨折で済めばいいのですが(まぁよくは無いですが…)時間が解決してくれる問題ですので、しばらくの間、不自由な生活をすれば乗り切れるでしょう。
事故で心配されるのは、麻痺や半身不随などの重度の後遺症が残る場合です。
後遺症が残ってしまうと元の生活に戻ることは非常に難しくなってしまいます。
相手もそのような自分と結婚したかったわけではありませんので、万が一そのようになれば自分もショックですが、相手はもっとショックでしょう。
そうならないためには事故を起こさないようにするというのが当たり前ですが、これは自分だけでは防ぎようがありません。
特にバイクは道路上で相手からの視認性が悪いので、こちらが正しく運転していても事故につながる可能性はあります。
ですので、この問題に対して交渉するのであれば事故の危険性を減らす努力をすることです。
- 夜間は乗らない
- 取り回しのしやすい小さめのバイクに乗る
- 危険なルートに行かない(峠など)
このような事故を防ぐ努力をすることで、多少は相手も安心してくれる可能性はあるでしょう。
関連記事:子供が生まれたらバイクを降りるべき?でも大丈夫!一生バイクに乗れないわけじゃない
2. 維持費の問題
バイクを所有することで維持費が発生します。主には
- ガソリン代
- 保険代
- 税金
- 車検代(400cc以上)
などがかかります。
これ以外にもタイヤがすり減ればタイヤ交換、バッテリーの寿命がくればバッテリー交換など不定期での出費もあります。
結婚して「節約して貯金していきたい」と相手が思っていると、このような出費は抑えたいと思われるはずです。
ただ、経済的な理由でバイクを手放すように言われた場合は、事故の心配によるものより対処方法は多いですね。
例えば、車検の必要なバイクに乗っているのであれば、車検不要の250ccバイクに乗り換えることも案ですし、ガソリン代などを考えるのであれば、バイクに乗る頻度を少なくすればいいわけです。
小さな積み重ねをして「これだけしか費用はかからない」という説得材料に使えるように切り詰めてみましょう。
バイクにしばらく乗らずに置いておく?
「相手になかなかバイクに乗ることを認めてもらえない」
そんなときは思い切ってバイクを手放すことも考えてみましょう。
将来的にずっと乗れないかどうかは今の時点では分かりませんよね。
時間が経てば相手も「バイクに乗ってもいい」と理解が変わるかもしれません。
ただし、そのときまで持っているバイクを大事に保管するのは大変です。
バッテリーやタイヤなどあらゆる箇所も劣化していることでしょう。
そうなってから買取や下取するには価値がなくなっている可能性が大きいです。
しばらく乗らないのであれば、まずは今のバイクがどれぐらいの価値があるのかを調べて、現金化するのも賢明かもしれません。
そしてそのお金を貯蓄に回すなど相手の喜ぶことに使えば、未来の「バイクに乗る交渉」をするときには有効かもしれませんよ。
関連記事:バイクの買取相場を調べる方法
バイクを高く売るコツ
「バイクを売ろうかな」と思ったら、まずは今現在の買取相場を把握しておきましょう。
事前に調べておくことで「相場より安い金額で売ってしまった…」という失敗を防ぐことができます。
どの業者も買取査定は無料ですので、複数の見積りを取って価格を比較するのも高く売るコツです。