バイクを買取してもらう際には、事前に準備すべき必要な書類があります。書類が不足していると査定や買取がスムーズに進まない可能性があるため、必要な書類をしっかり確認しましょう。
査定前に必要書類を揃える重要性
バイクを売却する前に、必要な書類がすべて揃っているか確認することが大切です。特に、排気量によって準備する書類が異なるため、あなたのバイクに適した書類が何かを事前にチェックしておきましょう。
排気量による必要書類の違い
バイクの排気量に応じて、用意すべき書類は異なります。必要書類は、以下の3つのカテゴリーに分かれます。
- 125cc以下のバイクに必要な書類
- 125cc超~250cc以下のバイクに必要な書類
- 250cc超のバイクに必要な書類
車検あり(小型二輪:250cc超え)
小型二輪(排気量250cc超え)を売るときは、以下の6点セットが必要です。
※小型二輪の一例:CB400SF、ゼファー400、XJR400、SR400、イナズマ400、ドラッグスター400、シャドウ400、スカイウェイブ400、CBR600RR、CB1300SF、XJR1300など

1. 車検証(自動車検査証)
車検証は車検のあるバイクを売るときに必要な書類です。
※すでに廃車手続きをしている場合は、車検証の代わりとして「廃車証(自動車検査証返納証明書)」が必要です。
車検証を紛失してしまっているときは「書類なし(車検証なし)のバイクを売るには?」をご参照ください。
2. 自賠責証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
車検のあるバイクは、車検と自賠責保険が常にセットになっている必要があるため、バイクを売るときに必要な書類です。
※バイクの廃車手続きをして、自賠責が切れている(解約している)場合は提出の必要はありません。
3. 納税証明書
納税証明書は、次のバイクの所有者が車検を通す際に必要になりますので、バイクを売るときに必要な書類を提出します。
領収印のある納税証明書でなければいけませんので、まだ税金を支払っていない場合は先に税金を支払ってから依頼をしましょう。
4. 身分証明書
バイクを売る際に必要な書類です。免許証やパスポートなどを準備しておきましょう。
5. 印鑑
手続きの過程で、次の所有者にバイクを譲渡することを了承する書類(譲渡証)に印鑑を押す必要があります。
形式的に印鑑を押すだけですので、認印で構いません。
6. 銀行口座
バイク買取では、金額が数万円になると現金をその場でもらえることはほとんどありません。
一般的に口座番号を伝えておき、数日後に振込してもらうことになります。
ですので、自分の口座番号が分かるものを準備しておきましょう。
補足事項
売ろうとしているバイクの所有者が本人ではない場合は「所有者の委任状」を提出するように求められるケースもあります。
関連記事:所有者と使用者を確認する
これはローンで購入している場合にはよくあることで、バイクの所有者がローン会社名義になっています。
ローンの支払いが完了していれば特に問題なく買い取ってもらえますが、支払い途中の場合は買取までの手続きが増えます。
詳しくは「ローンが残っているバイクの買取」をご参照ください。
車検なし(軽二輪:125cc超え 250cc以下)
軽二輪(排気量125cc超え 250cc以下)を売るときは、以下の5点セットが必要です。
※軽二輪の一例:ホーネット250、バリオス250、バンディット250、ドラッグスター250、Vツインマグナ、スカイウェイブ250、マジェスティ、フォルツァ、TW200、FTRなど
1. 登録証(軽自動車届出済証)
車検のない250ccバイクは「軽自動車届出済証」が必要になります。
※すでに廃車手続きをしている場合は「軽自動車届出済証返納確認書(廃車証)」と「軽自動車届出済証返納証明書(自動車重量税用)」が必要です。
登録証を紛失してしまっているときは「書類なし(車検証なし)のバイクを売るには?」をご参照ください。
2. 自賠責証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
125cc超〜250cc以下のバイクでも、法律により自賠責保険への加入が義務付けられています。自賠責保険証明書は、事故の際に他人を死傷させた場合に備える保険の証明書で、バイクの売却時にはこの証明書が必要です。
自賠責が切れていても買取は可能ですが、その場合はバイクに乗って持込査定することは法律違反になりますので、出張査定や引上げ査定を依頼しましょう。
250ccバイクの場合は車検のあるバイクとは異なり、バイク買取契約後に残っている期間の自賠責保険の返金手続きをすることができます。
保険会社にて返金手続きをするにはバイクの廃車証が必要になりますので、買取後のバイクをどのように名義変更(廃車)する予定なのかを買取業者に聞いてみましょう。
関連記事:自賠責保険は払い戻せる?
3. 納税証明書は不要
納税証明書は、車検を通す際に必要になる証明書ですので、軽二輪(車検なし)のバイクを売るときには提出の必要はありません。
4. 身分証明書
買取契約をする際に業者から提示を求められますので、免許証など準備しておきましょう。
5. 印鑑
バイク買取手続きの過程で、次の所有者にバイクを譲渡することを了承する書類(譲渡証)に印鑑を押す必要があります。
形式的に印鑑を押すだけですので、認印で構いません。
6. 銀行口座
バイク買取では、金額が数万円になると現金をその場でもらえることはほとんどありません。
一般的には買取時に口座番号を伝えておき、数日後に振込してもらうことになります。
ですので、自分の口座番号が分かるものを準備しておきましょう。
補足事項
売ろうとしているバイクの所有者が本人ではない場合は「所有者の委任状」を提出するように買取業者から求められるケースもあります。
関連記事:所有者と使用者を確認する
これはローンで購入している場合にはよくあることで、バイクの所有者がローン会社名義になっています。
ローンの支払いが完了していれば特に問題なく買い取ってもらえますが、支払い途中の場合は買取までの手続きが増えます。
詳しくは「ローンが残っているバイクの買取」をご参照ください。
原付(125cc以下)
原付一種/二種(排気量125cc以下)、いわゆる原付を売るときは、以下の5点セットが必要です。
※原付一種/二種の一例:スーパーカブ、リトルカブ、ジョグ、ビーノ、ジョルノ、ディオ、エイプ、レッツ、モンキー、ズーマー、シグナス、リード125、アドレス125など
1. 標識交付証明書
各自治体によって登録証の体裁は異なりますが、小さくてペラペラの紙であることが多いです。
原付の車体番号やナンバープレートの番号が記入されている証書です。
- バイクの所有者情報やナンバープレートに関する情報が記載されています。
- バイクを売却する際には、次の所有者への名義変更や登録をするためにこの書類が必要になります。
2. 自賠責証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
自賠責が切れていても買取は可能ですが、その場合は原付に乗って持込査定することは法律違反になりますので、出張査定や引上げ査定を依頼しましょう。
自賠責の保険期間がたくさん残っている場合は、買取後に返金手続きをすることができます。
保険会社にて返金手続きをするには原付の廃車証が必要になりますので、買取後の原付はどのように名義変更(廃車)する予定なのかを買取業者に聞いてみましょう。
- 自賠責保険は、事故で他人を死傷させた場合に備える保険で、原付バイクの買取には有効な自賠責保険の証明書が必要です。
- 保険期間がまだ残っている場合は、その分が買取価格に反映されることもあります。
関連記事:自賠責保険は払い戻せる?
3. 納税証明書は不要
納税証明書は、車検を通す際に必要になる証明書ですので、原付を売るときには提出の必要はありません。
4. 身分証明書
契約をする際に業者から提示を求められますので、免許証など準備しておきましょう。
5. 印鑑
手続きの過程で、次の所有者に原付を譲渡することを了承する書類(譲渡証)に印鑑を押す必要があります。
形式的に印鑑を押すだけですので、認印で構いません。
6. 銀行口座
金額が数万円になると現金をその場でもらえることはほとんどありません。
一般的には買取時に口座番号を伝えておき、数日後に振込してもらうことになります。
ですので、自分の口座番号が分かるものを準備しておきましょう。
補足事項
売ろうとしている原付の所有者が本人ではない場合は「所有者の委任状」を提出するように買取業者から求められるケースもあります。
関連記事:所有者と使用者を確認する
これはローンで購入している場合にはよくあることで、原付の所有者がローン会社名義になっています。
ローンの支払いが完了していれば特に問題なく買い取ってもらえますが、支払い途中の場合は買取までの手続きが増えます。
詳しくは「ローンが残っているバイクの買取」をご参照ください。
書類を紛失している場合
バイク買取に必要な書類を紛失している場合は、再発行しておく必要があります。
契約時にすべてそろうように前もって書類を確認しておきましょう。
未成年でバイクを売る場合
未成年の方がバイクを売る場合は必ず親の同意が確認できなければ買取手続きはできません。
買取業者や店舗によって求められるものは異なりますが「親への電話確認」はほぼ必須と思っておいて間違いありません。
査定時に連絡がとれるようにしておきましょう。
その他にも「同意書」や「親の免許証コピー」などの提出を求められる場合もあります。
ちなみに業界最大手のバイク王では上記2つとも必要になります。
同意書はバイク王のホームページからダウンロードできます。
未成年の方がバイクを売る場合は、査定時に親に立ち会ってもらうことが一番スムーズですが、一人暮らしをされていて難しい場合は上記のことを把握した上で査定申込みをしましょう。
関連記事:未成年でもバイクは売れる?
下取のときに必要なものは?
新しいバイクに乗り換えるために今のバイクを売る場合(下取)でも必要なものは買取と同じです。
ただ、下取価格+新たにお金を払って次のバイクに乗る場合は返金はありませんので、銀行口座の準備は不要になります。
下取価格が大きく、新しいバイクを購入してもお金が余るようであれば振込用の銀行口座が分かるようにしておきましょう。