原付を売るとき、事前に買取相場を調べられる方も多いはずです。
50cc原付の買取相場は3万円~5万円が一般的です。
実際に査定をしてもらったとき、これより安くなることはあっても、高くなることはまずありません。
原付の買取が高くできないことには理由があります。
次に売るときの値段を考えると、どうしても高く買取できないんです。
では原付を少しでも高く売るにはどうすればいいのか?についてご説明していきます。
原付の買取相場は3万円~5万円
冒頭でもお話しましたが、50cc原付の買取相場は3万円~5万円です。
なぜこんなに安いのか?
それは原付の販売価格を考えてみるとよく分かります。
原付は新車でも安いものだと10万円~12万円ぐらいで売っています。
原付を中古で購入するユーザーが求めるものは価格の安さです。
それ以外にありません。
とにかく安く原付を手に入れたいユーザーが中古の原付を買うわけです。
新車の原付は安いもので10万円ほどで売っていますから、中古の原付をお客さんに買ってもらうにはそれよりも安くしないと売れませんよね。
同じような価格なら当然みんな新車を買うでしょう。
ですから中古原付は、10万円以下で売っているものがほとんどです。
新車と中古で価格にメリハリをつけているわけですね。
10万以下で売るには5万ぐらいで買取しないと利益が出ない
商売というものは、安く仕入れて、高く売るが基本です。
その差額が利益になります。
中古の原付を仮に8万円で売り出したいと思ったら、いくらで買取しておかなければいけないか?
答えとしては3万円がいいところです。
差し引きの利益は5万円ほどになりますね。
原付を1台売ると、大体3~5万円ほど利益が出るように買取します。
1万円や2万円の利益では商売はやってられませんから。
原付を置く場所も必要ですし、売れずに時間が経てば型落ちして価値が低くなりますし、パーツも痛んできます。
そうなると嫌でも値引きをしなければ売れなくなります。
そんなリスクを考えながら原付の買取をするわけですから、5万円ぐらいの利益は確保しておかないといけないわけです。
「3万円で買取した原付を8万円で売って、差し引き5万円の利益」
これがこの業界の一般的な相場といえます。
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人気車種なら10万円以上で買取も可能?
50cc原付の買取相場が3万円~5万円てウソでしょ?と思われた方もいらっしゃると思います。
確かに一部例外はあります。
50cc原付でもクラシック系の人気車種は10万円以上での買取もありえます。
クラシック系というのはジョルノやビーノなどのデザイン重視の原付です。
原付に乗る人は、
- 交通手段として乗れれば十分
- かわいいデザインに乗りたい
という2タイプのユーザーに分かれます。
前者の場合は、メーカーやデザインにこだわりはなく、調子よく走ってくれれば十分という考え方なので中古原付を買う場合も価格優先です。
そのため、安く販売しないと買ってもらえませんので、必然的に買取するときも安くなります。
ですが、後者の場合はいわば指名買いのユーザーが多く、同じ車種内での比較になりますので、新車よりもある程度安ければ納得して買ってくれます。
購入するときに他の原付とは比較しませんので、10万円以下で売らなければいけないというルールも存在しません。
ですから、クラシック系の原付を売る場合は需要がありますので、ぜひ高価買取にチャレンジしてみてください。
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バイクを高く売るコツ
「バイクを売ろうかな」と思ったら、まずは今現在の買取相場を把握しておきましょう。
事前に調べておくことで「相場より安い金額で売ってしまった…」という失敗を防ぐことができます。
どの業者も買取査定は無料ですので、複数の見積りを取って価格を比較するのも高く売るコツです。